食べ過ぎの害について


食べ過ぎは、ほとんどの病気の原因の一つになっていると云えます。

食べ物は、不可欠のものですが、必要以上の量は体には負担となり、害になってしまうからです。

これは、どんなに体に良いもの(自然食など)であっても同じことが言えます。

 

食べ過ぎの害として、よくある例は、胃痛、腹痛、下痢、嘔吐(吐き気)などです。

 

しかし、人によってはいくら食べても消化器はなんともないという人もいます。

これは食べ過ぎの毒が、消化器と関係のある器官、例えば、ひじ、膝、足首などの関節から出ることもあるからです。つまり、消化器の毒が関節に送られていって炎症という形で毒を出しているのです。

また、のどの痛みや腫れ、鼻炎、蓄膿症など、毒素が鼻の粘膜から出ることもあります。

他に、食べ過ぎの毒は心臓や腎臓などの他の臓器に送られる場合もあります。

心臓に送られた毒は、心臓に症状が出ますし、腎臓に送られた毒は、つながりの深い耳から出て中耳炎、難聴、耳鳴りなどの形でも出ます。

 

最近、多く見られる歯槽膿漏や歯肉炎、口内炎など、口の中の病気もすべて、食べ過ぎによるものです。

これは、“保護作用”といって、ものを食べにくくしておいて、その間に消化器を休ませようという体の反応ですから、無理に食べない方がいいです。

あまり関係ないと思われるところに、目の周りがあります。

ものもらいができたり、腫れたり、黒ずんだりといった時も消化器の毒素や疲れが出ている証拠です。

 

婦人科系、泌尿器系の病気(子宮筋腫、膀胱炎など)も消化器の毒素が送られていって起こるものです。

また、頭痛についても消化器の毒が原因で起きることが多いです。

 

このように、あらゆる病気が食べ過ぎから起こっているということが理解できると思います。

これらの症状は、すぐにではなく、長い間に作られていく場合がほとんどです。

食べすぎを続ける限り、毒素は体の中を巡ってどこまでも溜まっていきます。

これが血液の循環を悪くし“冷え” の原因になります。冷えでますます血行は悪くなり、内臓の働きは一層低下していきます。

病気を治すには、何よりも食べすぎをしないことです。

それには、食事の時に、一口を少量ずつ、よく噛んで食べるようにしてください。