いつも衣服は「頭寒足熱」になるように着てください。
特に、足もとは季節が移り変わっても、靴下をたくさんはいて過ごすという点で、一年中変わることはありません。
例えば、春の訪れとともに、気候がよくなったから靴下の枚数を減らしてもいいのでは…?といった質問をよく受けます。
ここで大事なことは、体の上半身と下半身の体温の違いです。
実際に外気温が上がれば、体も寒い頃よりは温かくなりますが、だからといって、体の上と下の温度差はなくなってはいないのです。
春になったからと言って、足もとは上半身とくらべてこれまでと同じように冷えた状態のままです。
つまり、この微妙な体温の違いこそ、体全体の血液の流れを乱し、いつ病気になってもおかしくないほど、内臓の働きを低下させているのです。