夜、おやすみになっている間は、私達の体は「毒出し」の時間になります。
例えば、トイレが近くなる、咳がよく出る、湿疹が出てくる
などすべての症状は毒出しです。また、昼間起きて動いている間に溜まった疲れなどの毒も出てきます。
このような時に「睡眠時間が減る!」などと思って、イライラするのはよくありません。
毒出しは、体の働きの一つですから、嫌がらないで咳はどんどん出し、皮フがかゆい時はどんどん掻いて毒が出てしまえば、自然に眠れます。
お休みになる時こそ、「頭寒足熱」になるようにしてください。
足もとが冷えていると寝つきが悪く、あまりぐっすりと眠れませんが、この方法は体全体の血行が良くなりますので、熟睡することができます。
また、首筋や肩の冷えも、足もとを温めることで消えていきます。
その上、内臓の働きも活発になりますので、病気も良くなっていきます。これから寒くなり、朝起きるのが辛い季節ですが、寝ている間に疲れがとれますので、すっきりと目覚めることができます。
具体的には、足もとの方にふとんを多くかけて、湯たんぽ(陶器)も入れるようにしてください。ふとんは自然材質のものが良いです。
特に、まわた(絹)のふとんは保温性や排湿性が高い上に、体からの排毒を助ける働きもあります。
寝るときの服装は、上半身はランンングシャツか半そでくらいにし、下半身はズボン 下をはき、くつ下も昼間よりも多くはいてください。